NO.33冬季号 2007年12月1日発行

岩手県における花き栽培状況、今後の展望について岩手県農業研究センター 園芸畑作部 花き研究室
主任専門研究員 川村 浩美

岩手県では夏季冷涼な気象を生かし、夏秋期を中心に出荷するりんどうと小ぎく等の露地栽培が主体となっています。以下に岩手県における花き栽培の現状と今後について紹介します。

岩手県の花き生産の現状平成元年以降の花き栽培面積並びに生産額の推移を図1に示しました。これによると平成に入り、栽培面積、生産額ともに大きな伸びを示していますが、平成10年度をピークにその後は漸減傾向しており、これは販売価格の低迷と施設栽培花きの栽培面積の減少が大きな原因と考えられます。平成18年度は生産額が上向きとなりましたが、気象条件等が幸いし、例年以上に需要期となったことによるものと推測されます。平成19年度も18年度と同様な傾向で順調な販売経過となっております。

図1 岩手県 花き栽培面積・生産額の推移
資料:岩手県農産園芸課調べ
図1 岩手県 花き栽培面積・生産額の推移

次に、品目別の生産割合を図2に示しました。前述のように、露地栽培のりんどう、小ぎくを主体に、この2
品目で全体の7割近くを占めます。

りんどうについては栽培面積、生産額ともに全国1位の実績で、長期の安定した出荷体制の構築に努めています。また、近年生産額を伸ばしている品目が露地小ぎくです。小ぎくの産地として市場からの期待も高まっており、10億円産地をめざし生産拡大をすすめています。一方で施設栽培品目としてはオリエンタルユリを中心としたゆり類、トルコギキョウ、ストック等、かつては生産を伸ばした時期がありましたが現在は減少傾向にあります。

図2 H18 花き品目別生産割合
資料:岩手県農産園芸課調べ
図2 H18 花き品目別生産割合

今後の展望本県では今後もりんどうを中心とした花き栽培を継続していく計画ですが、中心となるりんどうでは安定した物日出荷、施設等を利用した作期拡大、品種開発等による新規需要の創出等課題が残されています。

本県では、安定して物日出荷するために、開花期の異なる複数の品種を組み合わせて栽培していますが、当県は広大な県土を有し、気象条件が大きく異なることから、各地域に対応した品種構成が必要になります。そのため、品種開発の役割は大きいと考えられますが、露地栽培では気象の影響を受けやすく年次変動が生じやすいため、品種開発を進める一方でりんどうの生理、生態に基づいた開花調節技術の開発が望まれていました。

そこで、当研究室では平成19年度からりんどうの生理、生態の解明に着手し始めたところです。当研究センター以外の品種開発については、八幡平市(旧安代町含む)をはじめとする各産地で地域のオリジナル品種開発が独自に進められています。各地域のオリジナリティが発揮され、産地の活性化につながることが期待されています。

がんばる!クリンテート家族
強靭なクリンテートEXに絶賛大分県玖珠郡九重町
株式会社 大分ボール種苗センター

今回、ご紹介させていただきますのはクリンテートを5年前から育苗ハウスのほとんどに導入して頂いている株式会社大分ボール種苗センターさんです。
ドーム型ハウス(久住連山をバックに)ドーム型ハウス(久住連山をバックに)株式会社大分ボール種苗センターさんは、大分県西部の久住国定公園(通称、飯田高原)の中央部に位置し九州の軽井沢と言われるほど大自然に囲まれ夏場は登山や涼をもとめる観光客で賑わっている所です。それに昨年完成した日本一の長さを誇る吊橋「夢大吊橋」も同町内にあり秋の紅葉・春の新緑・夏の涼と地元の人はもちろんリピーター客でも連日賑わっています。
この地、飯田高原は標高が高く本州の長野県とほぼ同じだといわれています。そのため寒暖の差が激しく冬場は九州でも珍しい積雪地帯です、夏場の気温も30℃を超えることが少ないので、九州に居ることを忘れるくらい過ごしやすいところです。

その気候を利用して株式会社大分ボール種苗センターさんは、切花・鉢花・花壇苗・観葉植物の花きプラグ苗の生産を行われています。
栽培面積は、ドーム型ハウス約3,000㎡ 屋根型ハウス約6,500㎡を所有されています。なかでも屋根型ハウス3,500㎡は今年初めに全農大分県本部の設計管理の元、サンテーラ株式会社が施工を行い完成した最新設備を整えたハウスです。
冬場の施工となったため、積雪などの天候に悩まされ被覆の仮張りなどを行い大変苦労して出来上がったハウスですが、今となっては思い出深いハウスになり今後の施工にも自信を持たせてくれました。
ドーム型ハウスにはクリンテートMCとEXが展張してありますが、なかでも展張後5年を経過したMCは今年度から来年度にかけて張替えの計画を立ててあります。株式会社大分ボール種苗センターさんもクリンテートの耐候性には絶賛していただいており,ここ数年台風が幾度となく直撃し積雪も数十cmを超える過酷な条件にでも耐えたことに評価いただいています。
屋根型に取り付けられたサンテーラ鬼瓦屋根型に取り付けられたサンテーラ鬼瓦また、クリンテートの特性と難点を理解され、弱点である摩擦破れ対策としてアーチパイプにビニペットを取付けてフイルムを固定されたり谷換気部のパイプ摩擦を防ぐためにアルミ押さえの取付けなど欠点を克服してクリンテートの特長を最大限に生かされている工夫には私たち自身も学ぶことが多く大事に取り扱っていただいている事を嬉しく思っています。
ハウス内で作業をされるパートさんに話を聞くと光線透過が良く特に冬場の雪が夏場の汚れを洗い落とすので、良く光が入り暖かいそうです。逆に雨天時は雨音が激しく会話もままならないほどうるさいそうですけど・・・

そんなクリンテートですが 株式会社大分ボール種苗センターさんには好評です!
今後の課題を株式会社大分ボール種苗センターの二田農場長に尋ねると、原油の高騰を真っ先に挙げられました。そこで、私どもはクリンテートZの展張を提案してみました。
今年初めに完成した屋根型ハウス今年初めに完成した屋根型ハウス第一に、十数年前の屋根型ハウスの構造にも問題なく張替えの施工ができ、他社の硬質より保温力もありコストもかなり安く済むので十分なメリットが考えられます。
第二に、ドーム型ハウスにクリンテートZを展張するのには部材の取替えに若干経費がかかるが、10年の張替え手間を考慮するとこちらも十分メリットがあります。
このようにクリンテートを愛用されているお客様に私たちは、売る立場から使っていただく立場に立ってのいろいろな提案をさせていただき、今後ともご満足していただけるクリンテートをお届けできればと思っております。(大分県営業担当 中嶋記)

クリンちゃんの豆知識

日本では今、一人平均一日に1.1kgほどのごみを出しています。1年間にすると日本全体では5,120万トン、東京ドーム138杯分にもなります。
ごみのほとんどは焼却場で燃やされるか、埋立地に埋められますが、狭い日本では埋立地を増やすのが難しくなってきました。焼却場ではダイオキシンなどの有害物の発生が心配されていたり、炭酸ガスを発生させるため、地球温暖化につながるという問題もあります。そこで、ごみ問題を解決するための3つのRをご紹介しましょう。
まずは「Reduce(リデュース)」、ごみを減らすことです。買いすぎない、過剰な包装を避ける、大事に使って長持ちさせるよう心がけましょう。
次に「Reuse(リユース)」。容器や部品などを回収し、きれいにして再利用する仕組みを活用しましょう。
そして新しい製品に生まれ変わるのが「リサイクル」。ペットボトルから繊維を作る技術は実用化されていますよね。エネルギーとしてごみを利用する「サーマルリサイクル」もあります。
ごみを捨てる前に、3つのRを思い出しましょう!農POのクリンテートは、汚れにくく、丈夫で長持ち、農家さんのごみを減らすことにも役立っています。
資料:厚生省「日本の廃棄物処理(平成9年版)」
引用・参考:EICネットhttp://www.eic.or.jp/library/gomi/top.html

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