調光・調光ライト

温度によって自動的に透明性が変化する世界初の画期的な施設園芸ハウスフィルム。

調光
調光ライト
調光・調光ライト


  • 調光は150µm厚、調光ライトは100µm厚の流滴剤塗布型長期展張フィルムです。
  • 低温時は直達光をそのまま取り込み、高温時は散乱光に変化させ、作物にも人にも優しいフィルムです。

調光®の特徴

世界初!!外気温に反応して変化するフィルムです。

外気温に反応して変化

外気温1.2度
外気温(1.2°C)
外気温29度
外気温(29°C)

調光®の効果

1.低温時(直達光時)

  • 透明に変化し、フィルムを通した光線量は透明品とほとんど違いがありません。
  • 透明フィルムの本来の機能である保温効果を発揮します。

2.高温時(散乱光時)

  • 作物の葉焼け・果実焼け・花焼けの軽減が期待できます。
  • 温室内の作業環境が改善されます。
  • 散乱光は、光の届かない葉にも光が当たることにより、植物全体の光合成量のアップと果実の色づきを良くする効果が期待できます。

3.「うっかり」による焼け被害の防止遮光を準備していない冬場・春先の強日照時に調光は温度上昇と共に梨地調になり、光をやわらげ、焼け被害を軽減します。(保険的効果)

イチゴ トマト

4.調光は朝・昼でも変化します北海道 深川市 5/19撮影

7:15頃 14度7:15頃 14度
7:15頃 14°C
12:30頃 24度12:30頃 24度
12:30頃 24°C

温度によって散乱度合が変わるので、季節に関わらず、一日の気温変化にも追随して透明度が変化します。

だから急激な天候の変化にも安心です急激な天候の変化にも安心

調光・調光ライトのよくある質問

Q1:調光は何度になると、色が変わりますか?調光の光学特性一般フィルムは温度変化で光学性能は変化しませんが、調光は散乱度合(透明感)が大きく変化します。

ある温度で突然変化するのではなく、アナログ的に変化します。
調光の光学特性

Q2:色が変わる温度は外気温ですか?ハウス内温度ですか?調光の散乱度合を変えるのはフィルムの温度です。

ただしわかりやすくするため、通常の説明では、「外気温が変わる」と表現しています

【理由】
フィルムの温度は、外気温、内気温に影響を受けますが、影響の受け方は、閉鎖空間のハウスの温度よりも、圧倒的に外気温の因子が高いです。
厳冬期に、ハウス内を加温していたとしても、フィルムに伝わった加温ハウスの熱は外気側に逃げ、フィルムの温度は外気に近づく傾向にあります。

Q3:調光は内張りに使用できますか?内張用途にも使用できます。

ただし外張りの効果によりハウス内の温度変化が少ないため、外張り使用時ほど劇的な調光効果が得られない可能性があります。

内張用途にも使用

Q4:調光の遮光率は何%ですか?遮光と散乱の違いについて調光は高温時に遮光するのではなく、直達光を散乱光に変換するものです。
従って、全光線透過率は一般透明品とほぼ同じです。

遮光
遮光
散乱光
散乱光

光線透過率調光は外気温の変化に伴い散乱光度合が変化するが全光線透過率はほとんど変化はありません。一般透明品と比較してもほぼ同じです。また、紫外線の透過についても透明品と同等に透過しています。

光線透過率

調光の光学特性【温度依存性】調光は温度変化で散乱度合は大きく変わりますが、光線透過率はほとんど変化しません。

温度依存性

光の散乱効果の様子(外気温24°C)調光は光の散乱により影が薄らぎます。ハウス内の光の総量は同じです。

光の散乱効果の様子

Q5:白くなったときに温度は下がりますか?透明になったときに温度は上がりますか?調光の夏と冬夏の調光と透明フィルムの比較白く変化したときには作物の表面温度は低くなり、透明に変化したときには表面温度は上がります。また、使用された方からは「夏季のハウス内体感温度が低かった」などの声をいただいています。(「生産者様からの声」参照)

2015年7月24日12時頃 高知大学農学部様撮影

光線透過率

冬の調光とライト梨地フィルムの比較2017年3月3日9時25分頃 住友化学(株)加西農場
天候:晴天 外気温6.2°C

光線透過率

Q6:硫黄くん蒸による劣化はしますか?耐酸性(耐硫黄)促進試験結果調光は長期間安定した耐酸性を発揮し、展張数年後に他社品と強度が逆転します。

耐酸性(耐硫黄)促進試験結果

【試験方法】
圃場で凡そ3年くらいかけて蓄積する硫黄濃度の約2倍量を予め含浸させたフィルムを劣化促進試験にて、耐候促進試験を行った結果です。促進試験のタイムスケール(500hr≒実展張1年程度)

事例紹介

群馬県 小松菜播種日:7月9日
調査日:8月7日

調光区小松菜
調光区
調光区は均一で良好
透明区小松菜
透明区
透明区は高温による枯死発生

兵庫県紫外線吸収領域における影響ペチュニアでの発色状況(発色差ありません)

ペチュニアでの発色状況
左:調光区/右:透明区
ペチュニアでの発色状況
左:調光区/右:透明区

継続してなすびの栽培を実施しています。
いちご等においてのミツバチ交配も問題ありませんでした。

トルコギキョウでの発色状況(発色差ありません)

調光区
調光区
一般区
一般区

サニーレタスの色づき

2016年10月11日撮影調光
調光
2016年10月21日撮影透明フィルム
透明フィルム

フィルム間の色の差は特に認められなかった。

山形県 夏秋トマト定植日:2017年4月中旬
撮影日:2017年7月18日

対照区:塗布型透明フィルムハウス対照区:塗布型透明フィルムハウス 試験区:調光フィルムハウス試験区:調光フィルムハウス

葉の大きさ(上) 葉の大きさ(下) 着色スピード
△(やや大きい) △(やや大きい) -(差はない)
着果数 肥大(果実サイズ) 茎の太さ
○(上段は多い) ○(上段は多い) △(やや太い)
草丈 根張り  
-(差はない) -(差はない)  

樹勢の差は見られなくなったが、上段において着果数と果実サイズに違いが生じているように見受けられた。初期の樹勢の違いによる差でないかと思われる。

夏秋トマトまとめ夏秋トマト

対象区
・直達光が届くことで、着色スピードは早くなる。
・しかし、必要以上の強光(均一性も乏しい)により、樹勢が低下、以降の着果・肥大に伸び悩む。
試験区
・強光によるストレス軽減、均一性も増すことで夏季の樹勢低下を抑えられる。
・樹勢維持により、着果・肥大が促される。

生産者様からの声調光・調光ライトをご使用いただいた生産者様からご感想の一部を紹介します。

地域/作物 使用された感想
北海道/ホウレンソウ 生育が良く草丈が均等。9月の播種も問題なく発芽した。
北海道/ミニトマト 遮光ネット未使用で栽培したが、品質・収量ともに遜色なかった。
東北/トルコギキョウ 夏季の遮光対策から秋冬への移行が簡便にできた。
東北/キュウリ 葉ヤケ少なく収量が概ね1割アップした。
関東/モロヘイヤ 春先に一気に気温上昇した時の葉ヤケが無く、良品が収穫できた。
関東/桃 寒冷期の保温力が高く、果実、葉とも良好。夏季の暑さ軽減も体感できた。
中部/菊 夏季の葉ヤケを防止できた。
中部/ミニトマト 9月に遮光ネットを外した直後のヤケが減少した。
四国/シシトウ 夏は梨地と効果同じだが、冬の生育は完璧だった。
九州/ナス 夏季のハウス内体感温度が低かった。
九州/トマト 夏季の珠割れが50%減で収量アップした。
韓国/パプリカ 透過光量が心配だったが透明ハウスより結実数が多かった。

規格

品名 調光 調光ライト
厚み(mm) 0.15 0.1
幅(cm)
加工品
135/150/185/200/230/270/300/330/370/400/460/500/540/570/600/630/660/700/740/770/800/840
840を超える規格については幅継加工で対応いたします。

長さ(m):ご相談に応じます

注意点

栽培上の注意点1.透明フィルムから切り替えた場合

  • 春先から夏の高温期に作物の表面温度が下がります。作物の潅水要求量が減りますので過潅水に注意ください。
  • 冬場は同じように栽培いただいて構いません。

2.梨地フィルムから調光に切り替えた場合

  • 高温期調光は梨地フィルムとほぼ同じ光線量となります。同じように栽培いただいて問題ありません。
  • 低温期は梨地フィルムよりも光線量が増えます。作物の潅水要求量が増えますので、必要に応じて増やしてください。

3.遮光資材を併用される場合

  • 光と遮光ネット、遮光カーテン、遮光剤は必要に応じてご使用ください。遮光の程度によりますが、調光を使用することにより従来の遮光資材が不要となる訳ではありません。
  • 高温期は梨地調になり一定量の光をやわらげることから遮光資材の遮光率、遮光時期、時間を調整ください。

取り扱い上の注意点

  • 調光および調光ライトは、ほかのフィルムにない機能を持つ反面、これまでの長期展張用塗布POと比較して、初期強度が弱くなっています。
  • また、擦れ破れを防ぐためハウス外側面が滑りやすくなっています。展張作業時には十分留意して、優しく扱ってください。

調光ご使用上の注意点

  • 本製品には裏表があります。フィルムに印刷された文字がハウスの外から正しく読めるように展張してください。
  • ハウス内での、硫黄のくん煙・くん蒸処理はフィルムの劣化を促進する恐れがあります。十分ご注意ください。
  • 束ねたり巻いたりした状態で直射日光にさらされると短時間でもフィルム同士が融着する恐れがありますので、覆いなどを掛けてください。
  • ハウス内面を強く擦らないでください。表面が傷ついて水滴落下の原因となるなど、性能を発揮できない場合があります。
  • ハウス天井部など傾斜の緩い部分では水滴が流れにくい場合があります。
  • 濡れ初めに一時的に細かい水滴が付着し曇ることがあります。これは水滴が流れ始めるまでの過渡的な現象であり流滴性の低下ではありません。
  • 太陽熱消毒や土壌消毒を行う際は換気に努めて下さい。流滴性や耐候性などのフィルム性能を低下させるおそれがあります。
  • 塗膜面同士が接触した状態で長時間置くことは避けてください。ご使用の環境により剥がれにくくなる場合があります。
  • 柔らかいフィルムですので展張の際には強く引張らず、シワやたるみが無いようピンと張ってください。シワやたるみは水滴落下の原因になります。
  • ハウス展張工事の際は転落しないよう十分ご注意ください。本製品は使用環境によって滑り易くなることがあります。重ねてご注意ください。
  • 本製品は農業用の被覆資材です。他の用途には使用しないでください。

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