温州ミカンの果実焼けに調光効果を実感 三重県南牟婁郡御浜町 山門様

温州ミカンの果実焼けに調光効果を実感 三重県南牟婁郡御浜町 山門様

お話を伺った山門祐典様(左側)

一年中みかんの収穫が可能な産地として全国的に有名な三重県御浜町では、450ha(ヘクタール)を超える面積の柑橘類が生産されています。

温州みかんと晩柑類を生産なさっている山門さんに調光をご使用頂いています。

梅雨の最中の2018年6月に訪問し、お話しをお聞きしました。

温州みかんのハウス栽培で調光を使用しています

果実ヤケとなりやすい果実 果実ヤケとなりやすい果実 山門さんは約30a(アール)の温州みかんの温室栽培と4ha(ヘクタール)の晩柑の露地栽培をなさっています。

温州みかんはお盆を狙った出荷体系であり、近年の気候の温暖化により、果実ヤケは多い年で全体の約5%程度発生しているとのこと。

温州みかんは裏年(※)に果実ヤケが出やすい傾向にある、とのことで今年は裏年にあたる、と言われています。

※農作物において、1年毎に豊作、不作繰り返すことを「隔年結果」といいます。収穫量の多い年を「表年」または「なり年」、収穫量の少ない年を「裏年」または「不なり年」といい、柑きつ類、りんご、かきなどの果樹で顕著に見られる現象と言われています。

果実ヤケのロスが減少。摘果量も減少しました 左棟:調光ライト区 右棟:透明区 左棟:調光ライト/右棟:透明区
山門さんは、温州みかんの連棟ハウスで、調光ライトと透明フィルムを張り分けて栽培しました。
調光ライト区での使用に関して以下のような感想を頂きました。

  • 調光ライト区での作業は、透明区に比較して暑さを感じませんでした。

  • 6月末までは換気扇による換気とし、サイド換気は行ないませんでした。

  • 例年この時期には落葉が多く発生しますが、調光ライト区では発生しませんでした。

  • 摘果を必要に応じて行いますが、調光ライト区ははっきりと摘果量が少ないことを実感しています。

  • 調光ライト区は順調に生育しています。

  • 市場販売単価が400円/Kgであることから、果実ヤケのロスが無くなれば、フイルムの価格差は1年で元が取れそうです。
    (山門さんの平均収量は5t/10a(アール)とのこと。)

今季の収穫結果(2018年9月のヒアリング) 今年の収穫が終わり、下記のコメントを頂きました。

  • 2018年は収穫時期にいたるまで例年以上に暑い年で、果実ヤケを心配していました。 しかし、調光ライトでは果実ヤケによるロスも発生せず無事収穫を終えました。

  • 強い台風が近くを通過しましたが、ハウス・フィルムは支障なく耐えてくれました。

「晩柑の調光試験に大きな期待を寄せています。」

ハウス全景 ハウス全景 当社から、今後高知県での晩柑(せとか)への調光試験を予定していることをお伝えしたところ、

「晩柑類は温州みかんと比較して光に対して極めて敏感です。ハウス栽培に切り替えただけでも栽培に支障が出るので[せとか]の試験は大変興味があります。結果を連絡頂き、今後の栽培に是非活用したい。」

とのご期待をよせて頂きました。

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