九州営業所 福岡県柳川市 松藤様

九州営業所 福岡県柳川市 松藤様 JA柳川の管内では、米・麦・大豆を始め、ナス、レタス、トマト、イチゴ等が盛んに栽培されています。 今回、JA柳川のナス部会に所属されている松藤昭彦様にお話を伺いしました。
※お話を伺った皆様(中央:松藤様 右端:JA柳川経済センタ-大津係長、左から2人目:JA柳川経済センター吉開様)

摘芯作業を行う松藤様 摘芯作業を行う松藤様 JA柳川ナス部会は総勢64名の皆様が、品質の高いナスを栽培されています。
松藤様は1800坪の園芸施設でナス栽培に従事され、ナス部会青年部長としても活躍されています。
平成29年8月に導入された農PO「調光」について、導入のいきさつや、使用いただいた感想等をお聞きしました。


---「調光」の説明をうけて、どのように思いましたか
  • 外気温によってフィルムの色合いが変化することを聞いて、とにかく「びっくり」が 第一印象です。その後詳しい説明を聞いて「ぜひ張ってみたい」と思いました。

効果にびっくりしました(夏場) ---夏場の使い勝手はいかがでしたか?
  • これまでの一般透明品を用いていた時は、青枯れ病や根腐れのためにほぼ3番果まで収穫が出来なかったのですが、調光を展張してからは2番果から収穫できました。また早い時期から収穫が出来たことから、増収につながりました。

  • これまでは谷換気の温度センサーを45°Cに設定していましたが、調光を展張してからは一度も自動換気が作動したことはなく、ハウス内温度は最高40℃に保たれていました。

  • 作業環境については、これまでは真夏には午前10時頃までしか作業ができなかったのですが、お昼近くまで作業が可能になりました。また、遮光ネットを張る手間が無くなり空いた時間を栽培に使えるようになり助かっています。


「だいじょうぶだ!」と納得(冬場) ---冬場の感想はいかがですか?
  • 冬場の曇天続きの日々には透明性が気がかりでした。これまで展張したフィルムと比較するとやや白っぽく見えていたからです。でも生育状況、収量とも従来と同じか、もしくはそれ以上に良かったので安心しています。

優れた資材は仲間にも伝えていきたい ---今後の抱負をお聞かせ下さい。
  • 次回の張替もぜひ「調光」を展張したいと思います。

  • 高齢化問題等厳しい環境にあるのですが、ナス青年部長として部会の発展のために貢献したいです。

  • また新しい資材、優れた資材等は率先して体験・体感していきたいし、選れた資材は青年部の仲間に伝えていきたいです。

快く取材を受けて頂いた松藤様に紙面を借りましてお礼申し上げます。
また取材にご協力いただいたJA柳川、経済センターの皆様に感謝申し上げます。
末筆ながらJA柳川、JA柳川ナス部会の益々のご発展をお祈り申し上げます。

【注】松藤様のご紹介は、JA包装園芸資材協会様が発行している
「JA包装園芸資材通信N0.638号」(平成30年3月15日付)の
「がんばる農家」に掲載されている内容を一部編集して掲載しています。
ハウス内の栽培風景 ハウス内の栽培風景

九州営業所 JAさが白石地区育苗センター様

九州営業所 JAさが白石地区育苗センター様

JAさが白石地区育苗センターでは、白石地区管内の組合員様に水稲苗と秋冬野菜の苗を供給しています。現在、連棟ハウス16棟(展張面積約2ヘクタール)の全てに調光を展張いただいています。

水稲、野菜の育苗でご利用いただいていますハウス当センターの生産のサイクルは、超早期米コシヒカリから普通作水稲までの稲の栽培(2月~7月)と、その後の秋冬野菜の苗生産(7月~12月)に大別されます。

超早期米コシヒカリ(地元では「タナバタコシヒカリ」と呼んでいます)を2月上旬から4月上旬引取で生産。その後普通作の育苗を7月まで栽培。
その後秋冬野菜の苗供給にむけて7月から播種が施されます。

野菜苗の中心作物はキャベツ。その他たまねぎ、レタス、ブロッコリー、白菜が対象となります。

タマネギ育苗の様子タマネギ育苗の様子 当白石地区は佐賀県でも有数のタマネギ産地ですが、取材時(12月中旬)は、たまねぎの苗の供給の終盤時期であり、たまねぎの苗と水稲育苗の準備開始の時期でした。 年間の供給数量は、水稲は育苗箱で約32万枚、野菜苗はプラグポットで約5万枚、ポットたまねぎで約1万枚となります。(いずれも平成28年度実績) 平成29年12月にセンターをお尋ねし、片渕センター長、溝上係長にお話しを伺いました。

苗の生育、揃いが良かったです

水稲の育苗準備がこれから始まります水稲の育苗準備がこれから始まります 秋冬野菜の生産時期は高温時期に重なります。夏から秋へ移り変わる頃、遮光ネットを用いています。通年は9月末頃までネットをかけますが、今年の夏はネットの除去時期を早めることができました。 また、全般的に苗の生育の揃いがよかったかな、と思います。 この要因としては、(当社クリンテートEXとの比較で)発芽時点の高温障害が軽減できたためではないかな、と思っています。 今後のチェックポイントとして、9月末以降のレタス苗の栽培を、遮光なしで栽培できるか、見てみたいとのことでした。「レタスは夏場、遮光ネットの下では若干徒長ぎみで散乱光下で徒長を抑えられれば、高温障害防止と徒長防止を同時に解消できるのではないかと思っています」とのことでした。

是非またお訪ねして、結果をお聞かせいただきたいと思います。
JAさが白石地区育苗センターの今後ますますのご発展を祈念しています。

JAさが白石地区育苗センター JAさが白石地区育苗センター

九州営業所 八女市 延花園様

九州営業所 八女市 延花園様

九州自動車道八女ICのバス停を降りてすぐ、目の前に「延花園」のハウス群が並んでいる。訪問したのは2017年8月21日。あいにくの雨天のため、この時期にしては比較的過ごしやすい気候の中、「調光」を展張したハウスを案内していただいた。
色とりどりのガーベラが、ところ狭しと綺麗な花を咲かせて筆者を歓迎してくれた。
生産者の延博之様は、30年前に近隣農家の勧めでガーベラ栽培を始められたパイオニアの一人である。

花卉(ガーベラ)長年当社のクリンテートフィルムをご愛用いただいているが、「調光」の使用は今回が初めてであったので、使用感をお聞きするためにお邪魔した。総じてご満足の様子で開口一番「調光は良いよ」とおっしゃっていただいた。

猛暑時に過剰の日射を受けるとガーベラは花弁が日焼けして売り物にならなくなる。そのため、この時期は遮光ネットでハウスを覆って栽培するのが栽培の基本であるが、日射不足になりがちである。茎が細くなりピンと立たなくなるのが悩みの種であったが、「調光」の散乱光効果に期待して今回は遮光ネットを付けずに栽培した。

その結果、十分な光を受けてうちのガーベラは茎が太くなりピンと立っていて、生花にしたときに見栄えが良いと、自慢げに語っておられた。生花に縁のない筆者も茎を触らせてもらったが、見た目以上に固く「シャン」としていて驚きであった。

長年のご経験から、遮光ネットはハウスの中から太陽が見えないのに、「調光」はハウスの中から太陽が見える。これが良いのかもしれないとも言われていた。

また、花だけでなく人間にとっても良い環境で、透明ハウスより涼しいことが体感でわかる。それに加えて外が強い日差しの日でも、散乱光の効果でハウスの中はジリジリ感がなく、しかも明るくて作業しやすいとも言われていた。
ただ、「調光」の真価はむしろこれからで、秋から冬にかけて気温が下がってきたときに自動的にフィルムが透明になるので、少ない光をしっかりと取り込むことができるのですよと伝えると「期待している」と笑っておられた。

安藤さん今回の取材の締めに、自慢のガーベラをバックに記念撮影をしました。右側は長年の友人であり当社の前工場長、安藤さんです。