小松菜の周年栽培で調光の効果を実感!福岡県田川郡 鈴木様

小松菜の周年栽培で調光の効果を実感!福岡県田川郡 鈴木様

福岡県田川郡大任町で小松菜を栽培なさっている鈴木農園の鈴木光輝さんをお訪ねしました。
鈴木さんは10棟のハウス、約30aで小松菜を年間7~8作の周年栽培をなさっており、2017年冬から調光、調光ライトを使用いただいています。

福岡県の小松菜の収穫量は約10,700tであり全国第3位。収穫量全国合計の112,000tのうち約10%のシェアを占めています。(2017年度)
福岡県の中でも、ここ田川地域では小松菜栽培に取り組む若手生産者が増えており、鈴木さんもそんな若手生産者のお一人です。

秋冬は収穫量アップと生育の均一さに満足 昨年度の栽培を振り返り、以下のコメントをいただきました。
  • 「冬作~春作(2017年12月~2018年4月)については、収穫量の増加がみられたことから、非常に満足しました。
    播種12月・収穫2月下旬と播種3月・収穫4月中旬の収穫量の比較をしたところ、調光区は透明区の10%以上のアップとなりました。」

均等に生育した様子均等に生育した様子
「加えて、冬、春の透明フィルムのハウスではハウスの天井の形にあわせて生育が山なりに成長する傾向がありました。(中央部に比較して側面部の生育が遅い)しかし調光を張ったハウスでは、ハウス内部がほぼ均等に生育しました。」

【サンテーラより】
※この事例は、北海道のホウレンソウ生産者の方の事例と共通していました。

「秋作では、調光区は播種から収穫するまでの日数が透明区に比較して短かかったです。調光は生育が早かったと言えますね。」
とのことです。

今年の夏の栽培試験が楽しみです 昨年度の夏作は、西日本集中豪雨の被害があり、栽培が一時期ストップしたことから、評価、比較ができませんでした。
鈴木さんは
「今年は夏作で栽培試験を行いたい」とお考えです。
小松菜は元来は冬の野菜であり、高温期の栽培では葉色も薄くなり、一株重も軽くなる傾向にあります。過度な高温下の栽培は品質の低下につながることから、温度管理が重要になります。調光の活躍が期待されます。

「梅雨明けから播種を行い、約30日で収穫の予定です。調光と透明の比較、それに遮光ネットの有無も加えて比較してみたいです」
とのコメントを頂きました。

また鈴木さんから、小松菜の栽培の特色として
「小松菜は一作あたりの栽培期間が短く、耕うん作業の頻度が高いので、この作業を効率的に行うことが経営を左右します。 また土づくりがとても重要で、たい肥の投入に気を配っています」
とのお話しをお聞きし、とても印象に残りました。

調査結果はJA部会で情報共有します JAたがわの小松菜部会では、26名の部会員で約4.3haの栽培を行っています。
鈴木さんは今年から副部長をつとめています。

調光ハウス 調光ハウス

収穫作業が進んでいます。

「夏場の収穫結果を部会の皆さんにお示しする予定です。夏の栽培は部会の皆さんがお困りです。調光は遮光ネットと同一の効果が得られるか、遮光ネットをかけるとしたらどの程度の期間にするか調べてみたい。」

「この結果に品種をどう組み合わせていくか、知りたいことがたくさんあります」
と意気込みを語って頂きました。

是非夏の評価を教えていただきたいと思います。
鈴木さんの今後ますますのご活躍をご祈念いたします。

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