調光を使いこなしたレタス水耕栽培 島根県雲南市 福間様

調光を使いこなしたレタス水耕栽培 島根県雲南市 福間様

調光を使いこなしたレタス水耕栽培 島根県雲南市 福徳ふぁーむ、福間様 島根県の東部に位置する雲南市は、豊かな森林、河川や滝のある中山間地であり、北部の出雲平野から南部の中国山地まで、標高差が大きい街です。

福間様はサラダ菜・レタス・クレソン等を水耕栽培で生産なさっています。農業に対して積極的にチャレンジする情熱をお持ちで、経験や勘だけではなくデータ記録も参考にしていらっしゃいます。
調光を使用したご感想を伺いました。


遮光管理の工夫で調光の散乱光効果を実感!

※福間様のハウスは、遮光ネットを内張して必要に応じて手動でかけたりはずしたり調節しています ※福間様のハウスは、遮光ネットを内張して必要に
応じて手動でかけたりはずしたり調節しています
―調光を使ってみて、いかがでしたか?
福間様:2016年から導入していますが、"今は"満足しています。2019年の猛暑でも冬のようなレタスが栽培できました。

―導入始めの2年間は効果が実感できなかったそうですね?
福間様:そうなのです。2016年に導入して2年間は効果どころか、形も悪い、重量ものらない、そんなレタスができてしまって。正直、導入したことを後悔していました。

―どうして評価が変わったのでしょうか?
福間様:効果が得られないので、文句言ってからフィルムを変えようと思って(笑)、御社に電話をしました。すると当時の担当さんから、遮光管理を変えればきっと効果が出る、もう少しやってみないかと熱心に説得されまして。
半信半疑ながらも、もう1年調光を使ってみようと決めました。

それまでの透明フィルムのハウスと同じ遮光管理から、遮光ネットをかける時間をできるだけ短くするように...晴れの日なら朝一番ではなく昼前から、微妙な曇りの日は思い切ってかけないなど...管理を工夫しました。

それまでと同じ遮光ネットを使いましたが、形がよく重量もある、品質のより良いレタスを作ることができました。

資材の工夫で年々過酷になる気候に対応 ―透明フィルムのハウスと比べて、どうでしたか?
福間様:実はこの2018年の栽培で、透明フィルムのハウスで萎れの症状が出ました。これは例年にはなかったことです。
根が吸い上げる水分量よりも、蒸散量の方が多くなったのだと考えています。気候は年々過酷になっていっていると感じています。そこで、2019年に向け透明フィルムのハウスで使う遮光ネットは遮光率50%から65%に上げることにしました。
調光フィルムの方は、萎れの症状はありませんでした。フィルム自身が変化をして作物を守ってくれたのだと考え、遮光率は上げずに50%をそのまま使用することにしました。

調光はいい!2棟目を導入。猛暑でも冬のようなレタスができた ―遮光資材を変更して臨んだ2019年、いかがでしたか?
福間様: 4月にハウス内環境のデータを解析していて驚きました。透明フィルム+65%遮光と、調光フィルム+50%遮光でほぼ同じ気温になっていたのです。
これが決め手で、調光はいいぞ!と確信しました。夏が来る前に2棟目の調光を導入しました。
そして夏、猛暑の中で極めて品質がいいレタスを作ることができました。ロスもほぼ出ず、秀品率が極めて高かったです。

―福間様のおっしゃる、"品質がいい"というのは、どういった状態なのでしょうか?
福間様:節間が詰まって形がよく、冬にとれるようなきれいで締まった姿になることです。こうなると重量も出てくれます。
一方、遮光率を上げた透明フィルムでは、萎れの症状はなかったものの品質はやや低くなりました。徒長気味で節間が伸びてしまったのです。遮光率をもう少し下げたいですが、ちょうどいい資材が現状ありません。50%では高温障害が怖いし...難しいですね。

透明透明
透明フィルム+65%遮光では
徒長気味になり節間が伸びている。
調光調光
調光フィルム+50%遮光では
節間の短いいいレタスの姿になっている。


採算もとれる見込み。今後のハウスの張替は調光を使う

ご夫妻でお話してくださいました。ご夫妻でお話してくださいました。 ―費用対効果についてはどうお考えですか?
福間様:確かに調光は割高です。でも、採算がとれる見込みです。
やっぱり、出来る作物の品質が違いますよ。
品質がいいとやっぱりお客様にうけがいいので、取引先からの評価も上がります。そうすると取引量や取引先の増加につながりますよね。
市場に出すことを考えても、重量がのれば大きい規格の割合が増え、単価上昇につながります。

品質を良くする要素は管理方法や天候などたくさんありますが、調光の影響は間違いなくあると感じています。
実際、売上も上がっていますよ。
もちろん、売上が上がる要素もいろいろありますけどね。
そういうわけで、今後のハウスの張替は調光にしたいと思っています。

サンテーラより
最終的にはお役に立つことができて、本当に良かったと思います。調光の効果をきちんと発揮するためには、特性を理解して見極め、使いこなすことが大切だと分かりました。

弊社のインタビューの為に、資料までご作成いただきました。福間様の農業に対する姿勢を感じられるものとなっていますので、補足資料として掲載させていただきます。
リンク:「補足資料(福徳ふぁーむ様)」

調光つうしん No.17

ハウスみょうが栽培に調光効果を実感! 高知県須崎市 土居様

ハウスみょうが栽培に調光効果を実感! 高知県須崎市 土居様

お話を伺った土居寛様(左側)

みょうがの日本国内の生産量の約9割を高知県が占めており、県内でも約9割の生産量を誇るのが須崎市で、全国一の生産地となっています。
サンテーラは、調光の発売以後、須崎市においてみょうがハウスの被覆資材として活用をおすすめしています。
2016年7月から調光を利用いただいている土居様にお話を伺いました。

みょうがハウスの外張フィルムに調光を使用しています。

見渡す限りのみょうがハウス群 見渡す限りのみょうがハウス群 土居さんは約40a(アール)のハウス面積を所有しておりご家族と海外の研修生2名で作業し生産されています。
作型は11月定植の抑制栽培を主体としています。
ハウスでのみょうがの生育は旺盛であり、作付け後半期には背丈が3m以上となり、軒高の低い従来型のハウスではフィルムの天井部に届く程、成長します。
須崎市は冬季の日照時間が長く、温暖な気候に恵まれて施設園芸が盛んな地域ですが夏場は高温と強い直達光から作物の被害をいかにして防ぐか、生産者のご苦労が続きます。
このため、みょうがの焼け(生長点、葉)を防ぐ為に、5月の連休前後から50~60%の外部遮光を行うのが一般的であるようです。


2016年から調光を使用してみて~土居様のご感想~ 2016年の展張から約2年が経過し、2018年現在までの状況を伺いました。

  • 初年度は春先の急な天候変化(急な暑さと日差し)に対応し、作物を傷めることなく乗り切ることが出来たことから、調光の特性に感謝しました。

  • 2017年は調光を展張したハウスでは外部遮光を梅雨明け(7月中頃)まで行わずに栽培出来ました。

  • 2018年は非常に暑い年で、他のハウスが高温による減収となる中、調光ハウスでは増収になりました。

  • 調光』を展張した事による効果でみょうがへの熱ストレスの減少を感じました。生長点と葉の焼けの減少が収量に影響したのではないかと 考えています。

  • 調光のフィルムコストは1年で元が取れたこともあり、今後も張替えは調光で行いたいと思っています。

みょうが出荷を待つみょうが 調光ハウス土居様の調光ハウス

サンテーラからのコメント 同地区で調光を展張した促成栽培のみょうが農家様からも、同様に増収の報告を受けています。
『調光』は直接みょうが(生産物)の焼けに影響するものではありませんが、生長点と葉の部分が焼けから保護される事からこのような増収につながったものと思われます。
同じく根茎作物であるアスパラガスにも同様の効果が期待されます。
ご多忙の中、取材に協力いただきました土居様に感謝申し上げるとともに、益々のご発展を祈念申し上げます。

調光つうしん No.13