きえ太郎Z特設


目次
きえ太郎Zを使うメリット

後片付けが格段に楽になります
収穫の後は、土中にすき込むだけ!一般マルチの回収は重労働ですよね。
きえ太郎Zなら、回収の苦労いらず。
廃プラ排出量削減
近年、問題視されている廃プラを排出しません。廃棄コストもカット。
巻きつきもほとんど無し
すき込みの様子(神奈川県 2020年)
もう剥がさなくていいんです!
きえ太郎Zのこだわり
厚みが薄いから、軽い

きえ太郎Zの厚みは0.015mm!薄いため約2割軽量です。
一方で初期強度は他社の厚み0.018mm品と同等ですので、マルチャーによる展張性は変わりません。
ABA農業用生分解性資材普及会
「生分解性マルチの利用状況
樹脂の出荷量調査結果について」
生分解性マルチの利用状況 厚み別割合(2018年度)
植物由来の原料
主原料は"マタービー"。ノバモント社(イタリア)が開発した、欧州・豪州で最も使用実績の多い生分解性マルチの原料です。とうもろこし澱粉などの植物由来の樹脂が主な原料になっています。きえ太郎Zは主原料がバイオ由来ですので、二酸化炭素排出量低減を目指した 環境にやさしい資材と言えます。
ノバモント社が作成した生分解性マルチのプロモーションビデオ(約4分)が公開されています。原料の製造工程から栽培事例に及ぶものです。※海外と日本国内では取り扱いサイズが異なります。
本当にすき込めるの?
生分解性プラマークを取得しています

"生分解とは、単にプラスチックがバラバラになることではなく、微生物の働きにより、分子レベルまで分解し、最終的には二酸化炭素と水となって自然界へと循環していく性質をいいます。「生分解性プラ」の生分解度は、国際的に規定された試験方法と、定められた基準により審査されます。さらに、重金属等の含有物、分解過程(分解中間物)での安全性などの基準をクリアした製品だけが、生分解性プラマークをつけることができます。" 日本バイオプラスチック協会 「生分解性プラスチックの定義 」より引用(http://www.jbpaweb.net/gp/)
原料の生分解性はヨーロッパでも認められています


きえ太郎Zが分解されるまで
圃場に展張後、紫外線などにより劣化し、表面に穴や裂けが出ます。 そして使用後、土中にすき込むと微生物の働きにより水と二酸化炭素に分解されます。 次作に影響はありません。
実際に圃場の畝にきえ太郎Zを展張し、観察した様子です。(無栽培)
分解速度は圃場の条件により異なります。 (紫外線量、雨、温度、肥料、土壌水分、薬剤、地域など)
10日後
20日後
28日後
59日後
66日後
90日後
兵庫県 2020年6月~8月
栽培事例
スイートコーン、枝豆(茶豆)、カボチャ、大根、里芋、冬レタス、パイナップル、オクラ、その他ポリマルチとの比較
きえ太郎Z | ポリマルチ | |
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購入費用 | ![]() 品物自体は高価ですが、回収の労力・廃棄処理費用の削減ができます。 |
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保管 | ![]() 購入後、できるだけ早く使い切ってください。 |
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展張 | ![]() 実際の展張の様子はコチラ 展張直後の破れを防ぐため、 少し緩めに展張してください。 |
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栽培中 | ![]() |
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片付け回収 | ![]() 破片の飛散防止に複数回のすき込みがおすすめです。 ![]() |
![]() 破片が残らないよう注意が必要。 ![]() ![]() |
廃棄 | すき込み以外の作業は不要! 廃プラ排出量を減らすことができます。 本当にすき込めるの? |
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次作 | ![]() |
規格
種類 | 厚み(mm) | 幅(mm) | 長さ(m) |
---|---|---|---|
黒 | 0.015 | 950/1350 | 200 |
透明 |
種類 | 特長 | 注意点 | 黒 | ●雑草を抑制する効果が高い。 ●温暖地での春作・夏作・秋作に向いている。 |
透明に比べて地温上昇効果は低い。 | 透明 | ●地温を上げる効果が高い ●寒冷地での使用、温暖地での春の早植え・冬作に向いている。 |
全光線透過率が高く雑草が生えることがあります。 |
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本製品は受注生産となります。

生分解性マルチ「きえ太郎Z」の透明と黒の比較


「きえ太郎Z」ご使用上の注意
本製品は、土中の微生物の働きで完全分解することが特長の製品です。圃場条件により分解の速度は異なります。生分解性マルチの特性としてご理解ください。
(圃場条件:気温、水分、紫外線をはじめ、圃場の土質、微生物の生息状況、肥料の種類など)
〇早期破れのご注意(10日~ 3週間で破れた事例があります)
次のような状況や条件下では、特にフィルムの劣化・分解を促進し、展張後短期間で破れが起る可能性があります。
- 水田の後作や長雨など、水分量の過剰な圃場での使用
- フィルム押さえ部以外への過剰な覆土
- 夏季やハウス内での使用など、高温となる時期・場所での使用
- 有機肥料や堆肥を多く使ったり、作物残渣が多い圃場での使用
- 微生物活性剤をお使いの圃場での使用
※土壌消毒剤はマルチの劣化を急激に招くことがあります。展張の直前直後の使用は避けてください。
破れが発生した場合は、土寄せにより破れ部分を押さえるようにし、フィルムが飛ばされないようにご対応ください。弊社では十分な管理の下で出荷をしておりますが、展張された後のフィルムの分解速度は制御出来ません。早期破れによる作物などへの損害につきましては、当社製品に製造上の過失がある場合を除いて、当社賠償の責は負いかねますのでご了承ください。
〇保管について
・生分解性マルチの特性上、長期保管が出来ません。購入後は速やかに使用してください。
・使用直前に開封し、一度開封したマルチは残さず使い切ってください。
・一時保管をする時は、高温・多湿の状態や直射日光を避けてください。水分、熱、紫外線により分解が進みフィルム強度が低下する恐れがあります。
〇展張時の注意
・整地をていねいに行い、風がない日に行ってください。
・ポリマルチに比べ、強く引張ると裂ける恐れがあります。
・少し緩めの展張を心がけてください。展張速度を落とす、押さえを緩くするなど調整をお願いします。
・夏季の展張では、フィルムに熱がかかることでマルチが縮み、展張後に破断することがあります。展張の際のフィルムのテンションにはご注意ください。
・冬季の展張では、低温によりマルチが硬くなり裂けやすくなることがあります。お取り扱いにはご注意ください。
〇展張後の注意
・ポリマルチに比べ、やや保水性が低く土壌が乾きやすくなります。土壌の水分量にご注意ください。
・地際から分解が始まりますので、風が入り込んでフィルムが飛ばされることがあります。
・マルチの上や地際の上を歩くと破れる恐れがあります。
〇使用後のすき込みについて
・土壌へのすき込みは、飛散防止と分解促進のためフィルムが表面に出ないように十分に行ってください。複数回のすき込みがおすすめです。
・ロータリーをかける時、逆転ロータリーを使用するとマルチを土の中に鋤き込みやすくなります。
・天候・気象により、劣化が遅れる場合があります。ロータリーへの巻き付きを防ぐため、劣化具合を確認の上すき込みを行ってください。
本製品は農業用マルチフィルムです。他の用途には使用しないでください。
マルチ以外の使用につきましては不法投棄などで処罰される可能性があります。